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5月5日(日・祝)に出水市で開催された「しらす像パーク祭り〜出水麓武家マルシェ〜」にて、3月に行われたQuick&Chalkプログラムの提案内容「商店街スタンプラリー」が実行されました。

イベントを取りまとめたのは今年3月に出水高校を卒業し、4月から福岡県の大学で地方創生について学ぶ山口さん。Quick&Chalkプログラムでの提案を実現して、地方活性化について学びたいと考え、プログラム参加者3名と共に「いずみ学生つむぎ隊」を設立して活動を開始しました。

《開催までの準備》

当日までに数回の打ち合わせを近隣のファミレスやインターネット会議、高校生メンバーは昼食をとりながら準備を行いました。今回のスタンプラリーでは、イベントを楽しむと同時に商店街についても知って欲しいという思いで、出水市の武家屋敷近隣から商店街へ足を運ぶようにコースを組みました。現地調査を行い、店ごとのクイズや出し物を検討し、イベントの主催者である市役所と運営のすり合わせ、前日に協力店に挨拶や買出しを行い、当日に臨んだ。

《イベント当日の様子》

当日のボランティアは21人、スタンプラリーでまわる押印場所は11ヶ所。メイン会場である、出水麓歴史館駐車場で参加費100円を支払い、台紙を参加者はもらいます。押印場所へ行き、その場所に関する課題をクリアしながら全部スタンプを押すと景品がもらえます。課題は「このお店には何点の商品がある?」というようなクイズ、醸造店では利き醤油、薬局ではハーブティを提供した。参加者は約70名。このようなイベントだと、参加者50名程度が平均であるが、それを20名ほど越えた大盛況でした。

(押印場所)
・イズミ薬局様 ・Pace様(飲食店) ・花のよしおか様 ・中村精肉店様 
・ 藤本醸造店様 ・前田金物店様 ・八坂神社 ・鬼坂 ・竹添邸 ・美術館

《振り返り》

イベント終了後にはメンバーが、よかった点、改善点、学びや今後の展開などを1時間半程度振り返りを行いました。

◯よかった点
50人来たら良い方と言われたが、70人参加したから嬉しかった。みんな成長したように感じている。店のことや街のことを知らせることができた。スタンプラリーから帰って来た時に、高校生とふれあえて良かったと言われ感激した。地域の学生が頑張っていることを地域の人に伝えることができた。

◯改善点
準備数は100だったが根拠のない人数設定で達成しなかった。高校生大学生が運営するスタンプラリーだったから参加するが、それがないと参加しない人が多かったと思う。店が開いてなかったから、楽しませられなかったかも。準備期間が1ヶ月だったので時間に余裕を持てたら、もっと良いおもてなしができた。

◯その他
今後は「つむぎ隊」のSNSをつくり、日々更新し地域の魅力を発信していきたい。継続するには、学業と活動の両立を考える必要がある。催しをする際に、経費について検討する必要があり、そこは高校生の管理は難しいと思う。

◯感想
(Aさん)イベントを通じて、たくさんの人と関わり、自分が見てる世界が狭いことを知った。いろんな人の考えを受け入れつつ、自分の意見を伝えられたことが良かった。衛生面やお金の工面が大変だった。やって来たことが今回で終了するともったいないから、引き続き何かをしたい!!

(Bさん)人の温かみや楽しかったという言葉を、もらえて嬉しかった。子供たちが、スタンプラリーをしていて「次、こっちこっち!」と言っている風景が良かった。対象としてた人以外の人が来てくれて、関係者で来てくれた人に感謝の気持ちが大切だと思った。

(山口さん)プロジェクトは、遠隔になると動きたいのに動けないもどかしさがあったが、大学生活を市外で過ごし、市内の魅力を再発見するきっかけとなった。県外に出た人も街とつながりを感じて、帰りたいと思って欲しいなと思っている。小学生がスタンプラリーを終えて、景品を待って帰る様子が良かった。参加者のためにしていたが、運営側の皆が学びや喜びがあったはず。少し赤字が出たが、勉強代だと思う、次のチャレンジをして活かしていきたいと思います!

今回の振り返り場所はイベント当日にプレオープンした「すみとカフェ」。出水市内の地域おこしの拠点として日替わり店長制のにぎわやかで素敵なお店でした。

〒899-0205 鹿児島県出水市本町10-1
すみとカフェFBページ

企画運営をした学生の皆さんお疲れ様でした。そして、スタンプラリーに参加したお客様、ご協力いただいた皆様、この場をもってお礼申し上げます。

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