桜島のアーティスト・イン・レジデンス「Art Meets ふるさと」では、制作滞在できるアーティストを募集します。桜島は日本でも有数の活火山です。島内は、今でも約3,500人が住み、自然と共存しながら生活をしています。桜島の廃校で都会から少し距離をとり、ローカルな環境でゆっくり制作をしたい方のご応募をお待ちしています。
募集概要
期 間:2023年11月1日(土)-12月21日(木)
2024年 1月8日(月)-2月29日(木)うち、最大60日間の滞在
組 数:1組(人数は問いません)
応募条件:⑴絵画、彫刻、インスタレーション、プロジェクト、映像、写真など
美術の分野で活動するアーティスト
⑵期間中は作品完成に努め、滞在終了後に取組を作品やレポートにまとめること
⑶取組や制作を島内外の方に知ってもらう催しを、主催者と期間中に開催すること
制作滞在費:22万円(交通費、材料費、滞在費が含む)
申し込み:サイト下記から申し込み用紙をダウンロードし、
info@folklore-f.org へメールをお送りください。
応募締切:7月31日
活動の目的
鹿児島のシンボルである桜島は、市街地からフェリーで15分という好立地にあります。桜島大根や小みかんなどの特産品や、観光地としての知名度はありますが、少子高齢化が急速に進んでいる地域です。島内を行き交う住民はまばらで、廃屋や耕作放棄地は増え、かつてのようなにぎわいを感じる機会は乏しくなりました。その反面、国内外の観光客が今年度からは増え、フェリーの船内やターミナル近辺は賑わってきました。
レジデンス活動では、アーティストが桜島の地域性や時間の流れを汲み、住民との交流を通じて、地域の魅力や価値を再発見・創造する取組として開催します。滞在制作を通して、住民や関係者が、さらなる地域への愛着や希望を感じられることを期待しています。
地域の特徴
本プログラムは、10年近く前に廃校となった旧改新小学校を活用して行われます。現在も爆発する火口(南岳)に最も近い、海や畑など自然環境に恵まれた改新地域(古里町・有村町)に所在しています。日常的に灰が降り、住民は約100人(高齢化率約70%)、最寄りの商店まで車で約10分、交通機関のバスは1日に6便(休日/平日は4便)と生活環境は恵まれていると言えませんが、地域住民に生活の知恵や支えあいなどの独自の文化があるように感じます。
これから日本各地で加速する少子高齢化の風景、閉じゆく集落の生活のあり方を示唆する機会に出会えるはずです。地域住民はもちろん、行政・町内会・地域事業者等とも交流しながら、制作をサポートし滞在を有意義なものにします。
関連サイト・応募用紙
桜島のアーティスト・イン・レジデンス Art Meets ふるさとサイト
運 営
場 所:鹿児島県鹿児島市古里町262 ulalaふるさと(旧改新小学校)
主 催:一般社団法人folklore forest
共 催:一般社団法人AISプランニング
事 業:鹿児島市市民とつくる協働のまち事業
問い合わせ:080-6955-1688、 info@folklore-f.org
担 当:米蔵