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8月17,18日 外国人も過ごしやすいまちづくりとは@南さつま

 会場の南九州市をはじめ、鹿児島には海外からの技能実習生など、多くの外国人労働者が滞在しています。 彼ら外国人労働者は農業・製造業・飲食や介護など、人材不足が深刻化している多種多様な現場で欠かせない人材として活躍しています。一方で、地元住民との交流はあまりなく、地域の一部で外国人労働者への誤解や偏見が生まれてしまっているのも事実です。行政を中心に課題解決に取り組んでいますが、まだまだ解決にはいたっていません。今回は「外国人労働者にとっても過ごしやすいまちをどうつくるか?」というテーマに基づき、様々なゲストのお話を伺いながら4チームそれぞれが解決策を考案しました。

◯ゲスト講話内容◯
 鹿児島県商工労働水産部外国人材受入活躍支援課の朝倉さんや、南さつま市商工水産課の明さんにお越しいただき、鹿児島県全体の技能実習生に関する取り組み。南さつま市の現状や外国人労働者を取り巻く課題について、講話をいただきました。また、南さつまに工場があるスターゼンミートプロセッサー株式会社のベトナム人技能実習生スアンさんや、企業と技能実習生のマッチングを行っているアジア技術交流協同組合吉牟田さんにもお越しいただき、市内での生活で感じていることや他の実習生の様子などもヒアリングさせていただきました。

 技能実習生の方の体験談から見えてきた課題、そして行政の方々が目指している地域の姿や取り組みを知り、「では、自分たちが身近にはじめられる解決策は?」という視点から各チームでディスカッションが始まりました。

 ◯ディスカッションの様子◯
 高校生・大学生たちの日常の中で技能実習生の方々と触れ合う機会はほとんどありません。講話で初めて知る事柄も多く、各チームまずは情報の整理から始まりました。インプットした情報を模造紙と付箋で整理し、そこから共通項や関連事項を探し出してアイデアを出し合い、行き詰まったら再度情報を整理しての繰り返し…

 チームメンバー全員が産みの苦しみにぶつかりながらも、少しずつ提案内容が具体的になっていきました。途中、運営側の大人たちからアドバイスを受ける場や、リフレッシュのための夕飯づくりなども交えながら1日目は終了しました。

初日は遠慮がちだったメンバーが2日目には見違えるように自分の考えを発信できていたりと、この1泊2日の体験が参加者それぞれにとって大きな成長の機会になったことを実感する2日間でした。

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